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朝、通勤のバスで座れたのですっかり寝てしまったのですが。
「・・・ブタ、ブタ、・・ブタ」 という声で目が覚めました。 目の前に立っているおばちゃんがなにかブツブツ言ってるようです。 バスは停車中でちょうど黒い服の小太りの女性が料金を払おうとしています。 しかし、なにかちょっともたついている様子です。 目の前のおばちゃんはそのことにいらついているのか 「この黒ブタ!モタモタするんじゃないよ、ブタ!ブタ!ブタ!」 などと、ひきりなしにしゃべってます。 目は降車ドアをまっすぐ見据え、 呟くよりは大きく、怒鳴るよりは小さく、でも語気は鋭く。 くり返し、くり返し。 やがて黒い服の女性は料金を払い終わり席に着きました。 連れの男性がその傍らに立ち、バスが走り出します。 しかし、目の前のおばちゃんはやめません。 今度は連れの初老の男性を標的にします。 「なんだあれ、親か!親じゃないか!ふん!親子か!」 となぜか勝ち誇ってる風です。 さらに 次の停留所でオレンジの服の若い女性が乗り込んでくると その人がターゲットに。 「また来た!オレンジのブタだ!」 「よくもまあ、恥ずかし気もなく。ブタが!」 別に見たところ太った人じゃないんですが どうやらバストが気に入らない様子。 「85だね90はないね、私が見たところ!ふん!」 そんな具合におばちゃんはバスを降りるまで途切れることなく 降車ドアに向かってバスに乗ってくる女性に文句を言い続けていました。 どうやら、若い、胸が大きい、カップル、太ってると言うのが 気に入らないポイントらしく片っ端からブタ呼ばりしていました。 まあバスのみんなもちょっとアブナイおばちゃんくらいに思って 別に気にしていなかったようです。 たしかにこのおばちゃんだけだったらちょっと変な人がいたってくらいで 笑い話にしちゃうか、かわいそうな人ねなんて逆に同情したりして済んじゃうんだけど。 だけど、僕も最初は気付かなかったけど 最初の黒い服の女性は少し障害のある方だったのです。 付き添ってた親御さんと思われる男性も訓練として あえて彼女自身に料金を払わせたようでした。 それを知ってか知らずか例のおばちゃんは 「グズグズしやがって!このブタ」なんて言ってたわけで 多分、当事者の二人にも聞こえていたと思います。 なんかそれを考えるとすごくやるせない気持ちになりました。
by jamacou
| 2004-09-24 00:57
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