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カントリーマンの謎などと大袈裟過ぎるタイトルですね。すみません。
我が家に居た赤いオースチン・ミニ・カントリーマン Mk-2 は1968~1969年頃にキャピタルから新車で購入した物で輸入2号車でした。それから約30年間、私が産まれる前から大学生になるまでずっと我が家に居たわけですから家族としても愛着も一塩の車です。 父は何でも1番にこだわりを持っていたので輸入2号車ということは残念に思っていたようです。輸入1号車はカメラマンの立木義浩さんが購入されました。発注は父とほぼ同時だったのですが、選択したボディカラーによって立木車の方が一月ぐらい早く輸入されたそうです。立木さんが選んだのは青、父が選んだのは赤でした。その数ヶ月後、立木さんのカントリーマンは青山通りの交差点で事故にあってしまいそれを機に立木さんはカントリーマンを手放すこととなります。父は廃車になったと思っていたそうなので結構なダメージだったのでしょう。 ここまでは父の話に基づきます。 企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)から発行された「The MINI 1978」という本にカントリーマン/トラベラーの紹介ページがあります。この本は今手元にないのでうろ覚えですが、そこに掲載されたグレーのカントリーマンの写真には「かまやつひろしさんのカントリーマンは輸入1号車」と説明が付いていたように記憶しています。父は立木さんの車を直したんだろうと推測していましたのでそれから20年もの間何の疑問も無くそのように思っていました。 ところが今年はミニ生誕50周年と言うことで雑誌カー・グラフィックスの10月号でも特集が組まれました。その中のかまやつひろしさんのインタビュー記事にカントリーマンのことが書かれているのですがどうも上記の父の話とは違う点が多々あります。CGの記述の抜粋は以下の通りです。 1,立木さんは69~70年頃イギリスで白いカントリーマンを購入し個人輸入した。 2,その車をかまやつさんは一年程の交渉の末、譲り受けた。 3,かまやつさんは白からブラウンに塗替えた。 記事にはちゃんと白いカントリーマンの写真も掲載されています。 話の信憑性ですが、CGはかまやつさんご本人の話ですからかまやつさんも推測で仰っている1以外は真実でしょう。一方の父の話も当時立木さんと親交があり一緒にカントリーマンを買ったと言うくらいですから出鱈目とは思えません。両者の言うことが事実(多少の記憶違いはあるとしても)だとしたら‥‥推測(妄想)してみましょう。 立木さんが青いカントリーマンを事故の後手放さずに修理、その際白に塗り替えて1年後にかまやつさんに譲渡した。 この場合、購入の関しては日本かイギリスかでどちらかが間違いになります。ネコの本については輸入1号車は正しく、グレーの色は?です。 立木さんが購入後数ヶ月で青いカントリーマンを事故で失った後、たまたま撮影で行った英国で白いカントリーマンを見つけやっぱりカントリーマンに乗りたいと再び購入した。 このように立木さんが2台所有したことにすれば矛盾はほとんど生じません。ただしネコの本の輸入1号車は間違い、グレーの色は?となります。 ちなみにネコの本のグレーのカントリーマンは1991年に千駄ヶ谷で目撃したことがあります。ナンバーも確認しました。ブラウンではありませんでした。一方ネットで検索すると見れる元かまやつさんのカントリーマンはちゃんとブラウンです。 真実はどうなのでしょう。
by jamacou
| 2009-10-02 01:26
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