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父がプログラムを作っていたラッテストーンシリーズは年間4戦が行われていました。しかしプログラムは4戦とも表紙はいっしょで中身だけの変更でした。多分カラー印刷はお金がかかるので一戦ごとに刷ることが出来なかったのでしょう。そんななか父がプログラムを作っていて自画自賛していたのがこのアヲハタの見開き広告でした。その性質上カラーで載せる必要があるマーシャル旗の説明をアヲハタと広告を組み合わせることにより、説明ページの費用をスポンサー料で賄うことが出来たのです。他の旗と同じようにアヲハタのマークの下にも説明文がついているのが面白いですね。 白星のあるアヲハタ=まざりっけの無い食品の印 アヲハタ以外のスポンサーでは成立しない絶妙な広告です。 #
by jamacou
| 2011-02-08 04:25
昨日実家に遊びに行ったところ、埋もれていたのが見つかったということで いろいろな冊子が一杯に入った紙袋を母から渡されました。 内容は古い車のカタログ、鉄道模型のカタログなど雑多ですが大半を占めるのは 1977年から1982年までの筑波で開催されたFLレースの公式プログラムでした。 ただエントリーリストが載っているだけのものもあれば趣向を凝らした記事が 載っているものもありなかなか面白いです。 特に習志野レーシング主催のラッテストーンシリーズはプログラムの編集と デザインを父がやっていたこともあり、実在のドライバー、メカニックを 登場人物にしたフィクション小説まで載っています。 1979年の表紙は写真ではなく父のイラストレーションが使用されてます。 いままで僕の手元にはボロボロになった1977年のプログラムが一冊あるだけ だったのですが一気に資料が増えてしまいました。 なにか面白いことがあったらあらためて記事にしようと思います。 #
by jamacou
| 2011-02-06 03:45
「ピカドン」父 山下勇三の遺作です。 展覧会でこの絵を見た後、大変感動したので父に「とっても良かった」と伝えました。照れくさいので身内では滅多に無いことです。すると父は「お父さんはもうこれからは仕事以外では原爆の絵しか描かないんだ」と怒ったように言いました。 実際怒っていたのだと思います。 戦後60数年を経て戦争の記憶は薄まり、日本の軍隊が海外で戦争することを容認するような世論も出てきました。強国は自分らの特権のように核実験を行い、それ以外の国は強国の目を盗んで核兵器の開発にいそしみます。そして世界中で相変わらず戦争や紛争が起こり一向に戦争も核兵器も無くなりそうにありません。父はそのことに怒っていました。 父はイラストレーターとして一貫して平和、核廃絶、人権問題に関するメッセージをイラストレーションに込めて発信し続けました。父はこのようなことはイラストレーターの使命だと考えておりましたが、より若いイラストレーターで思想をもって社会問題や正義を表現する者は皆無でした。父はそのことに怒っていました。 父は自身が老齢であること、後を受け継ぐような者がいないことなどから遺された時間の全てを核廃絶のために捧げようと考えたのでしょう。それは悲壮な決意でした。 しかしそれから半年と待たず父は急病で他界してしまいます。奇しくも父が原爆の絵しか描くまいと決意したこの絵が最後の絵となってしまったのです。 この動画はこのブログでは既出ですが今後も繰り返し紹介して行こうと思います。10名の方が見飽きてうんざりしていても11人目に新しい視聴者が生まれることを願って、世界平和と核兵器の廃絶を願って、私にできることことはこの程度です。 #
by jamacou
| 2010-08-06 07:12
「ぢぢ放談」矢崎泰久×永六輔 二人の爺が時事を語る対談集です。政治、経済、etcについて語っております。この中で数ページに渡って父が作詞した「広島の川」について、なんと歌詞を全文掲載の上で言及されてます。 広島の川は父が作詞し佐藤允彦さんが作曲、中山千夏さんの歌で随分昔に作られた曲ですが、父の死を機に新録音で再リリースされました。詳しくはこちら。 ジャケットデザインは和田誠さんです。 2曲目には父作詞、八木正生さん作曲の「横丁を曲がりゃ」が収録されています。渥美清さんが歌いたがったという名曲です。最近の若い方は歌手 中山千夏をあまりご存知ないと思われますが凄いですよ。 矢崎さん、永さん、和田誠さん、中山千夏さん、本当に皆様にお世話になりっぱなしです。 #
by jamacou
| 2010-07-11 05:40
中山千夏さん作 山下勇三 絵 の絵本「へんなの」のハングル版が発売になりました。
自由国民社の中山千夏さんの絵本のシリーズは父のプロディースで2004年に発売されました。中山千夏さんらしい思想とメッセージ性を持った内容を子供向けに書かれています。題材は言葉遊びだったり海の生き物を紹介したり子供が楽しめるようにできてますが、むしろ大人が読んでハッとさせられる絵本ではないでしょうか。 父が絵を担当したのはおかしな海の生き物を紹介する「へんなの」です。父の死後、この本を韓国訳して発売したいとのオファーが遺族にありました反対する理由は全くないので承認したのですが昨日出来上がって実家に届いてました。 ハングルはわかりませんが色が大分違っています、向こうの印刷で色を合わせるのは難しいようです。外国で出版されることは非常に嬉しいのですが色はもうちょっと合わせて頂きたいと思いました。 それはさておき自由国民社の中山千夏さんの絵本はどれも面白いので、まだ読んでいない方は書店や近所の図書館で手に取って見て下さい。「へんなの」と和田誠さんの「どんなかんじかなあ」は特にお勧めいたします。 amazon #
by jamacou
| 2010-07-05 04:20
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